じめじめしたお天気が続く季節です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
自然の植物にとっては恵みの雨。
でも、何日も雨が降り続けると、気分が憂鬱になったり、体がむくんで怠くなったりすることもありますよね。
薬膳では、湿気の多い時期には、脾(消化機能や水分代謝などをつかさどる臓)を健やかにして、体の余分な水分を排出する食材を食事に取り入れます。
枝豆やそら豆などの豆類、トウモロコシなどは脾を健やかにして、体内の水はけをよくする食材。
きゅうり、ゴーヤ、スイカなどの瓜類は、体の水分を排出してくれます。
ちょうど旬の野菜なので、取り入れやすいかと思います。
瓜類は身体を冷やす性質があるので、冷え症の方は生姜やシソなどの身体を温めるものを少々加えて料理にするのも良いですよ。
憂鬱な気分にはオレンジやグレープフルーツなど柑橘系の爽やかな香りや、ミントなどの清涼感のある香りのものをお料理やハーブティーに取り入れて。
ただ食べるだけでなく、ゆったりと呼吸して香りを楽しむのがポイントです。
食事以外にも、睡眠をしっかりとることや、体を動かすこと、雨に濡れたらすぐに拭いて乾かすといったことも大切ですよ!
体調を崩しやすい時期だからこそ、自分をいたわって、心も体も健やかに過ごしたいですね。
梅雨が明けたら、夏本番。
夏バテしないためにも、今のうちから養生しておきましょう。