こんにちは。くらし舎店長の林です。
まだまだ寒い日が続きますが、節分を過ぎると立春。
春の始まりです。
土の下で静かにチカラをためて眠っていた種から、ググっと背伸びをするように芽が出る季節。
この芽吹きのエネルギーは、人間にとっても必要な自然の流れ。
一年を元気に過ごすために、この時期に心も体もほぐして、伸びやかに活動する準備をしておくといいですよ。
薬膳では、春の始まりに苦みのあるものを少量食べて、体内に溜め込んだ不要なものを排出し、身体を目覚めさせるのがよいとされています。
ほろ苦い山菜などは、春らしさが感じられますね。
また、春は五臓のうち「肝」が影響を受けやすい季節。春の始めごろには酸味のあるものを食事に取り入れて肝のはたらきを促し、春の陽気が盛んになってのぼせやイライラ、目の充血などが気になり始めたら酸味を控えてバランスを取ります。
何かと忙しくて気が詰まりやすい季節ですので、柑橘類や大葉、セリ、ミントなど香りのよいものをお食事に取り入れて気分をリフレッシュし、気の巡りをよくすることも養生になりますよ。
暖かくなってから急に動き出そうとしても、体がこわばったままではケガの元。
ゆったりと構えて、少しずつ身体をほぐし、健やかに春をスタートさせましょう。
