こんにちは。くらし舎店長の林です。
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
ついつい、冷たい飲み物やアイスクリームに手が伸びて、外は暑いのにお腹が冷えたり、胃腸が疲れたりしていませんか?
薬膳では、夏でも冷たい飲食物を控えます。そして、身体の余分な熱を取り除く食材を取り入れることで、暑さを解消します。
夏野菜には、身体を冷やす性質のものがたくさんあります。
代表的なものはキュウリ、ゴーヤ、冬瓜などの瓜類。身体の余分な水分を排出すると共に、熱を冷ましてくれます。
沖縄料理で有名なゴーヤチャンプルーは、ゴーヤ、豆腐、豚肉と身体を冷やす食材の組み合わせ。お豆腐と豚肉は体内に潤いも与えてくれるので、薬膳的にも夏に食べたい一品です。
ナス、トマト、ズッキーニも身体を冷やす食材。夏野菜を煮込んだラタトゥイユは、暑がりの人に良さそうですね。
また、果物では、スイカやパイナップルは暑気あたりによいとされています。スイカに塩を少々かけて食べれば、たくさん汗をかいた時の水分補給にも効果的です。
普段から冷え症の方や冷えすぎが気になるときには、ネギや生姜、大葉などの身体を温める食材をお料理の薬味に使ったり、温かいお茶を飲むなどしてみてください。
体調に合わせて上手にバランスを取りながら、夏を乗り切りましょう。